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オオニシ恭子の薬膳日記

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薬膳日々

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豆の鞘を割るときいつも申し訳ないような気持ちになる。大事な赤ちゃんを盗むわけですから。
子宮とも言うべきその中は居心地のよさそうな綿のような,パッキング材のような柔らかなクッションで覆われ一粒ずつ距離を持ってお行儀よく栄養補給できるように管、へその緒がついている。通常7つ子ちゃんが幸せそうに眠っている。けれど中には発育不良だったり、へその緒のところに炎症をおこしているのか育たないでそこのベットが空いていたりする。お母さんは子供が見事に育つのを見届けて枯れるけれど、「いいですか、我慢するんですよ。殻が破けるまでじっと我慢するんですよ。そして見事に地面におちるんですよ。そうすれば、あなたはわたし以上に子だくさんに恵まれ私たちの繁栄に貢献するのです。ではがんばって。隣の兄弟と仲良くしてね。」
ーーーーごめんなさい、わたしのお腹におちてください。ーーーーー   2010年5月17日
by kyoko-yakuzen | 2010-05-18 04:21