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オオニシ恭子の薬膳日記

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薬膳日々

朝、約束の場所から、ボートにのってわかめの養殖場へと行った。見渡す限り白い雨期が点在し、ボートからフックの着いた長い棒をいれて引き上げた綱にはたくさんのわかめがついてひきあげられた。
年間50−100トンの収穫になるようだ。もう30年もやっているという。引き上げたわかめは天日で干して製品とし、市場にでる。機械で干すのは嫌だといっていた。コンブもやっているが、わかめの方が主らしい。毎年海藻の消費量はあがっているという。
 
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海辺で写真をとって帰途に着く。車のブレーキから雑音がするのでガレージにかけこんだらベルギーまで帰れるというので st.maloo-paris -brugesへと無事帰った。直ぐに行きつけのガレージにいってみてもらったら、夜の9時だというのに丁寧にみてくれて治してくれた。タイヤをはずし、車軸を点検するのを見ていたら、面白くて、じっと見学する事になった。ガレージはトヨタの専門ガレージだけれど、いつも他の客がいなく、広いガレージにはなんでもありの(古い家具も)興味深い雰囲気がある。1930年代か50年代位のアメリカの犯罪映画のシーンみたいなおもむきがあって、いつもその頃のようなポップな英語の歌がかかっている。ガレージの主人は年取っているけれど若い時ダンスがすごくうまくそこで奥さんと知り合ったという。車を治すのが大好きなのかいつも無理をいったり、急に行ったりするけれど、嫌な顔をせず、黙々と直してくれる。とてもていねいでその一挙一動みていると手際良く車を熟知しているのがわかり、こういう仕事も経験があるとないとでは安心度が違うなーとおもい、マニュアル化され、経験のないひとがやっているかもしれないガレージより信頼できると思った。さびの取り方、油のさしかた、ねじの扱い方、すべてがスムースで、予測できることをチェックしていた。どうしてこのようなガレージがはやっていないのか分からない。この主人の娘さんのケアーをした事があるのですが、娘さんが「父は腕がいい」と言ってていたのを思い出す。
原発の現場ではあまりよくわかっていない作業員がマニュアルに従ってチックしていて、ミスが多いらしい。車でも原発でもミスされたら命にかかわるわけだし、熟練した経験者がもっと見直されるべきなのだ。世の中狂っている事が多い。

 2011年5月19日
by kyoko-yakuzen | 2011-05-19 08:06