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オオニシ恭子の薬膳日記

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薬膳日々

パリは人種のるつぼです。もう世界中のありとあらゆる人種が居るにちがいない。フランス人というより、アラブ系,アフリカ系,中国人,韓国人、日本人、インド、イスラエル,モロッコ,タヒチなどその他私が判別できない人たちが行き交う。そんな中に居る自分に、違和感をおぼえる。以前ベルギーに住んでいて毎月来ている時は、車の運転を誤らない様,バックをとられないよう、駐車場を探すこと、料理講習のことで、他のこと考える余裕がなかったのか、さほど、気にもしなかったことだったが、奈良にとっぷりはいって、日本人であることをたっぷりかんじて、今またパリに来てみると,パリやフランス人の良さも見直しているのですが,全く異種の,、、ある人は、のっぽで真っ黒,ある人は髪の毛をすっかり覆ったイスラム、ある人はインド人、中国人、、、みんな厳しい目つきでくせのあるかんじで同じ場所に居ると言うのは、とても自分の居る場所とはおもえない、という思いがひしひしとかんじられるのでした。
メトロをおりて、人を待っている時,若い男性が私にシャッターをきったと思ったら、にこっと笑顔をむけたのですが、その時に自分の反応が、とっさにバックをかばっていて、カメラに撮られるという隙に別の人がバックをとりにくるという事への想定が働いたのです。何事もなかった後になれば,なんという余裕のなさ、人を信じていないと、と少々恥ずかしいことだと思うけれど,最近とくに強盗などがひどい,こないだも12人の少年の強盗団が、、、日本から来ていた人がバスの中で,紳士風の(イケメンだった?)人にお金を抜き取られ,財布が足下にころがっていた、、、それは瞬時の早業だったらしい、、、長年パリに住んでいた人でさえ,カードをとられ,わずかの間に10万円ほど使われていた,と言う話を毎日のようにきかされているから、被害に合わないに越したことはないと、身構えるようになってしまっていますが、前は、敵もプロなら私を襲っても利益は見込めないと分かるはずだとタカをくっていましたが、今は無差別にスプレーをかけ,と聞くと,見習いのドジが見損なって私ごときでも襲うかもしれないのです。

信頼できる人の間で「花がさきましたね、枯れましたね,お茶がおいしいですね」
と他愛ない話のできるところのことを想う。30日
by kyoko-yakuzen | 2013-03-30 17:34