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オオニシ恭子の薬膳日記

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薬膳日々

サンミッチェルの出版社にいく。「昨夜は大盛況でよかったね。」と社の人たちに歓迎され、本の評価はよかった。『フランスでは出版のお祝いにシャンパンを飲むのがしきたりですが、いいですか」といわれ『いただきます」と言ったが。折しも他の出版『TAG』の著者が来合わせ,一緒の祝杯をあげた。シャンパングラスで半分飲んだらフアーとして椅子に座ったまま動かない方が無難だった。
少しぼーとして、フランス語で他の著者と編集長が話しているのを聞いていた。「TAG」とはどんな意味ですかと聞くと,壁に書くのがあるでしょう,と言うので,英語でグラフテイのことですかと聞くと,グラフテイはいろいろな色を使って絵をも含めるけれど,サインばかりのことですよ、という。
内心,あーそうか,グラフテイよりもっと自己存在を表示していることだな,とおもったが、作家にこの本を書いた目的は何ですか,というと「本のできのここが悪い裁ち落としがどうの、写真がづれていると真剣に話している。もう一度、いやそう言う意味じゃなく本の内容について,あなたの言おうとしたことは何ですか,と聞くけれど,さらに、いや,ここのコーナーがどうのこうのと本のできについてばかり言うので,もう聞くのもあきらめて,Cさんと自分たちの話に切り替えた。
本のできについてに熱中して,編集者とこれ程ながながとはなしているのは、何か魂胆があるのか、それともそれが契約とか何かに関係しているのか、わたしもそう言う事をいうべきなのか、と考えてみた。
出版社を出てすぐのところで、Mさんが「ここのクレープおいしいのよ」と言うのでみると巨大な蕪と見たいな山形の鉄板から熱気がつたわってくる。いろいろな種類があるけれどほらね,というのでみたが、一番シンプルな『タイム,胡麻,オリーブ」と言うのを食べてみたいと思った。
薄くのすき回を経て,円形の大型生クレープにオリーブ色のペースト塗って,巨大兜にのせて片面を焼いてできあがり、熱々を食べたら,生のタイムの味と塩気が効いて おいし〜い! でした。
ゴエモンパテを挟んだらどうかなんて話したのでした。

地下鉄の中でフランス人について考えていた。ベルギー人,オランダ人、フランス人を比較してみると,それぞれ,良さもあり嫌なところもあり、違うなーとおもう。しかし、教えると言うことばかりでなく実際仕事をともにしてみて現実的に分かったことはフランス人は,よくも,悪しくも
人間的で,話せば分かり合える人たちだと思えた。

何処の国でもいろいろな人が居るからいちがいに言えないが多くの共通点を強いて言えばと言うことになりますが、話せば分かると言う点でこのごろ会うフランス人には好感がもてる。
昔意地悪だと思ったフランス人が今優しくなっているのは、観光客の評価でワースト1で,不親切なフランス人と言う汚名を挽回するため、外人に親切にしようというおたっしがあるのかもしれない。
話しても分からない人と言うのが多くいて、カルチャーショックになってしまいかねません。もうだめだ,もうこれ以上話しても意味なし、となると全くやる気もなくなって、物事は停滞してしまい、決してよい方向にはいきません。それは何処の国の人と居ってはいけないのかもしれない。日本人なら誰でも分かり合えると言うものでもないから、国による人種でなくて,性質,性格の人種と言えばよいのかもしれない。同じようなタイプの人が結果的に同じ場所に居ることになっていればどこどこの国にはこういう人が多いと言うことになり,その背景はと言えば風土とか食,社会的なもの、歴史などが関係するということなのでしょう。 

さて,帰り支度、奈良の山,花が見れる。しかし今日は2回、フランス人から「福島から汚染水が膨大に出ているんだよ」と聞いた。 9日
by kyoko-yakuzen | 2013-04-09 07:32