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オオニシ恭子の薬膳日記

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薬膳日々

飯田はリンゴの街路樹があるリンゴの町だ。駅もリンゴの断面のような屋根だ。日本アルプスが見える。飯田には「生活菜園」さんという生産者と購買者を結びつけている場所があり、そこのSさんに
自然栽培をしている「さくら農園」に案内され、畑をみせていただき、お話を聞くうちに静かな感動が沸いてくる。Sさんも農園のご夫婦も皆静なかたですが野菜への想い、生き方には揺るぎない情熱を持っている事がわかります。そして、野菜の間に自分が忘れてはならない思いを文字にして、それを休む時も目に触れるようにしていらっしゃる。co2への配慮から菜園の中のエネルギーは休憩に聞くラジオだけ、落ち葉も菜園からださないで肥料に還元し、外からの肥料は持ち込まないで、それでも見事な野菜を育てていらっしゃる。ご夫婦で出来る範囲のサイズでやっているであろうその農園がまるでご夫婦の聖域のようでそこで育つ野菜も神々しい感じがした。

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Yさんのやる八ヶ岳農園にも行きました。標高700米くらいのところで実に生成するような広い土地で山を背に見事な大根やオクラ小松菜が青々と生えている。ここでもご夫婦で働いている様子はうらやましいくらい生き生きとしていた。悪天候や不作に悩まされる事もあるだろうけれど、私たちには味わえない至福に満足しているにちがいないと見えたのです。気前よく大根や株、葱を山ほどくださった。それで夜は自炊して皆で頂こうという事になった。
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寒天工場の見学をしました。伊那食品、「かんてんぱぱ」の工場のロビーには世界各地からの寒天の原料テングサ、オゴノリの乾燥が転移されていた。寒天は世界各地からとりよせられているらしい。
私が寒天を雅国でも流行らせたいといったのですが、会社の取締役の方は原料がそれほど豊富ではない現状から、資源の捕り過ぎには配慮しているとのことでした。そしてブームのような現象にも、警戒しているようで、安定した供給を堅実にすすめることをこころがけているということで、その姿勢には共感を覚えました。
さて、頂いた野菜を料理してたべるログハウスを目指したのでしたが、ついてみると設備不十分で田立ンキャンセルして町に降り、旅館にとまりました。  2010年11月1日
by kyoko-yakuzen | 2010-11-01 01:39