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オオニシ恭子の薬膳日記

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薬膳日々

朝、仮設住宅の集合所の下見に出かける.途中見た光景は、、、いけどもいけども家の中がすっかりさらわれて、柱だけが残っている。
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気が遠くなりそうな廃材の山、重なった車、壊れた住居、そして職場。復興がいかに大変か容易に想像がつく。町そのものがこわれてしまうことって、、、戦争だって短い間にこのような破壊力を発揮できはしない。
仮設住宅の壁には、黒田征太郎さんがかいたという鳥のイラストが書かれていて、味のない住宅にほのかなタッチをそえている。1000所帯がいる東北で最大の仮設住宅だそうだ。人々はストレスをかかえ、殺人,DV、自殺などが起きていてどうやってここで心安らかに暮らせるかという事が大きな課題だと言う.周囲に店はない、車がないと買い物が出来ないなどの問題もあるという。

講習の内容は「寒さにまけない」 ここでは放射能よりも寒さやストレスに打ち勝っていかねばならない。参加者は思ったより少なく、参加者は疲れているようにみえた。一人のおばあさんが、自分は野草を食べて元気なんだというので、おばあさんにそういう事を若い人に教えてあげてはどうですか。と言ったのですがその場でどんどん喋り始めてそばの若い人にはなしはじめてとまらない。
私のはなしが体が固い柔らかいになって、ご飯のこげか上の柔らかいところかの話になったので、おばあさんに、おばあさんはおこげはいりませんね、もっとやわらかいところをたべて、といったら喋るのをやめた。
なにか,具体的なことで人々にわかってもらおうとしていたのでよい機会になったかもしれません。
石巻は漁港ですから。皆さん美味しい魚をたべてきたと思いますが、お年寄りには陽性の方がおおいことでしょう。萎縮の陽性を解きほぐしてあげる方法が役にかもしれません。
明日も続きます。
2011年10月8日
by kyoko-yakuzen | 2011-10-08 23:16